「子どもとお揃いのコーディネートを楽しみたいけれど、あからさまなペアルックは少し気恥ずかしい……」 「市販の便利グッズは機能的だけど、見た目がカラフルすぎたり、大きすぎて持ち歩きにくかったりする……」
毎日の暮らしや子育ての中で、そんな風に感じたことはありませんか? お出かけのとき、お気に入りのアイテムがバッグに入っているだけで、いつもの景色が少しだけきらめいて見えるものです。さらに、それが大切な家族と「さりげなくリンク」しているものだったら、毎日の愛おしさは何倍にも膨らむはず。
今回は、シンプルでありながら驚くほどのこだわりと機能性を秘めた布小物を手がけるブランド、「Marque Fruilette -マルクフルーレット-」の作家さんにお話を伺いました。ミシンを踏み続けて20年という確かな技術と、3人のお子さんを育てる現役ママならではのリアルな視点から生まれる作品たちは、一度手に取ると手放せなくなる魅力に溢れています。大人も子どもも、そしてパパも自然に持てる、引き算のデザインの秘密に迫ります。

活動を開始してまだ1年未満でありながら、Instagramやminne、Creemaで、すでに多くの感度の高いママたちから注目を集めているMarque Fruilette -マルクフルーレット-。
ブランドの大きな特徴は、落ち着いた上質なフェイクレザーをベースに、華やかなインド刺繍を組み合わせた、甘すぎず辛すぎない絶妙なバランスのデザインです。中心となる価格帯は3,000円〜6,000円。ご自身へのご褒美としてはもちろん、大切な人への出産祝いや誕生日プレゼントとしても選びやすい価格帯なのが嬉しいですね。
何よりの魅力は、お揃いを「これ見よがし」にするのではなく、色味や素材感を揃えることで「気がついたらリンクしていた」という上品な一体感を演出できる点です。ママと娘さんだけでなく、パパと息子さん、お兄ちゃんと妹さんなど、どんな家族の組み合わせでもしっくり馴染むユニセックスな佇まいが、今の時代を生きるファミリーのライフスタイルに心地よくフィットします。


Marque Fruilette -マルクフルーレット-の作品を一言で表すなら、「家族でリンクできる布小物」です。そして、その根底にあるのが、「シンプルだけど多機能。多機能だけどシンプル。隠された機能性」という、一見すると相反するような魅力的なコンセプトです。
世の中にはたくさんの「便利グッズ」がありますが、機能を求めすぎるとポケットが増えて本体が大きくなってしまったり、デザインがゴツくなってしまったりしがちですよね。結果として「結局、何に仕切ればいいのか分からない」「特定のシーンでしか使えない」というお悩みに繋がることも少なくありません。
作家さんは、そうした既製品に対する違和感を丁寧に見つめ直し、あえて「足し算」ではなく「引き算」の選択をしています。
「多機能というと、色々とつけたり、大きくしたりしがちですが、そうすると、結局何に使えばいいの?という曖昧なものにもなりかねません。足し算ばかりではなく、時に付けない選択肢もしています。オールインワンが便利でも、あえて別の商品として用意したり、カスタマイズできるようにしたりと、ユーザーの方にいろんな使用方法を委ねながら、その人その人にとっての機能的な商品になるようにと思いをこめています」
この「使う人に使い方を委ねる」という余白こそが、Marque Fruilette -マルクフルーレット-のスタイル。あえて機能を詰め込まず、パーツを分けたりカスタマイズ可能にしたりすることで、使う人のその日の目的や服装に合わせて、自由自在に形を変えられる柔軟性を持たせているのです。

作家さんがミシンを踏み始めたのは、今から約20年前のこと。最初はご自身のもの、そしてお子さんが生まれてからは、我が子のためのものを作る完全な趣味の時間でした。
子育ての中で、デザイン的にも機能的にも「もっとこうだったらいいのに」と思う部分を、ご自身の洋裁技術で一つひとつ形にしていったそうです。周囲のママ友や幼稚園の先生たちから「それ、すごくいいね!」と褒められることは多かったものの、当時はまだ自分の子どものためだけに作る生活を送っていました。
転機が訪れたのは、一番上の娘さんが小学校に入学するときのこと。ランドセル用品や学童用品をたくさん手作りした際、周りの方から「もう販売を始めてみたら?」と背中を押されたのです。
「既製品が溢れているこの世の中でも、ママたち、先生たちは、『ここがもっとこうだったらな、こんなのあったらな』と思っている人たちがたくさんいるんだと感じました」
そう気づいた作家さんは、「じゃあ、自分はいったい何を作ろう?」と考えました。そのとき胸に湧き上がってきたのは、「自分が心からワクワクするものを作りたい」という純粋な想いでした。
「子育てをしてる中で、大人っぽいものに憧れる女の子、車や電車もいいけど、シンプルでほんとうはこだわりたい男の子(そのママ)、そして、それを、ユニセックスに、そして親子で、おそろいは恥まかしいけど、さりげなくリンクするそんな商品展開をしたい、と思い、今のラインナップにいきついています」
我が子を想う母としての温かい眼差しと、一人の女性としてのおしゃれへのこだわり。その両方が交差する場所から、現在の素敵なラインナップが誕生したのです。


ブランドを立ち上げるにあたり、最初に試作したのは「移動ポケット(lien pocket leather)」でした。 幼稚園時代に娘さんのために何度も作った経験があるアイテムですが、市販の移動ポケットによくある「スナップをつけるための後ろの紐」が、どうしても好きになれなかったと言います。移動ポケットとして使う分には安定して便利ですが、クリップを外してポシェットや普通のポーチとして使おうとすると、どうしてもその紐が気になってしまう……。さらに、キャラクターものは可愛くても、どうしても子どもっぽさが前面に出てしまいます。
そこで作家さんは、素材に上質なフェイクレザーを採用しました。そうすることで、老若男女、大人が持っても子どもが持っても違和感のない、スタイリッシュなデザインを完成させたのです。
現在、一番人気を集めているのは「lien multi poche(マルチポシェ)」という、フェイクレザーに美しいインド刺繍をあしらったティッシュポーチ。実はこの作品の誕生秘話にも、作家さんの「引き算の美学」が詰まっています。
最初は、子育てに欠かせない「ティッシュ」と「スマホ」を一緒に持ち歩けるスマホショルダーを試作したそうです。しかし、お友達に見せたところ、「確かに便利だけど、拭いた後のゴミをいつもポケットに入れちゃうんだよね」というリアルな声が。そこで内側を撥水加工にしたバネ口のゴミ入れ付きティッシュポーチへと進化させました。ただ、スマホが入るサイズにすると、今度はデザイン的に納得がいかない。
「確かに一体型は便利だし、大きいと色々はあたる。でも、スマホとティッシュを必ずしもいつも一緒に持っているわけじゃない。だとすると、一体型である必要はない、と思い分けることにしました。サイズも大きければいいわけでもない、となりティッシュとゴミ、ゴミ袋、鍵や、小さなコスメがはいる最小限のサイズにしました。そうして生まれたのがmulti pocheです」
さらに、学校行事や園のイベントなどでフォーマルやカジュアルに服装が変わるたび、バッグの中身を入れ替える面倒さを解消するため、「lien mini(ミニポーチ)」を開発。小銭や薬など、必要なものだけをそれぞれの部屋(ポーチ)に入れておき、行き先によって「pocheとmini」「miniとmini」というように、金具で繋ぎ合わせて持ち運べるシステムを構築したのです。



そんな緻密な計算で作られる作品ですが、技術的なこだわりも徹底しています。 人気のインド刺繍リボンは、仕入れてそのまま縫い付けるのではなく、なんと一度すべての「しつけ糸」を解き、丁寧にアイロンを当ててから仕立てているそうです。しつけ糸をつけたまま上からミシンで叩く方法もありますが、作家さんは「せっかくの綺麗な刺繍にステッチを入れたくない」という強いこだわりから、一度解体して縫い目が見えないように美しく仕込む手法をとっています。この見えない部分の手間暇こそが、作品全体に漂う高級感の理由なのです。
何より素敵なのは、作家さんご自身が制作を心から楽しんでいること。 「大好きなことなので大変なことは今の所ありません!」と語る作家さんは、次にどんな組み合わせで作ろうかと、いつもワクワクしながらミシンに向かっています。
「お客様がワクワクしていただけるために、ワクワクする作り手の気持ち、というのはいきいきとした商品を生み出すために、必要な材料だと思っています」
このポジティブなエネルギーが作品を通して購入者さまにも伝播し、「どれにしようか悩む時間も、渡す自分自身もワクワクする!」という嬉しいレビューや、大切な方へのギフトとしてのリピートに繋がっています。


3人のお子さんの子育てに追われる日々の中で、作家さんは一体どこからデザインのインスピレーションを得ているのでしょうか。
「子供と公園に行ってるときや、日常生活のなかで常にアンテナははっているとおもいます。また周りのママたちの声もとても参考になります」
特別な場所へ行くのではなく、日々の公園遊びやママ友との何気ないおしゃべりの中にこそ、宝物のようなアイデアが転がっていると言います。
そんな作家さんの、制作中になくてはならない「お供」は、大好きなコーヒー。そして、作業中にどうしても出てしまう糸くずを綺麗に整えるための「エプロン」と「コロコロ」です。クリーンで心地よい環境を整え、お気に入りのコーヒーを傍らに置きながら、頭の中にある「作りたいもの」の設計図を一つずつ形にしていく時間が、作家さんにとっての至福のひとときです。

「ずっと趣味としてやってきて、正直仕事としてやるとなると大好きなことに苦手意識を持ってしまうのではないかと不安で、洋裁を嫌いになりたくなくて、踏み出しませんでした。でもやっぱり洋裁が大好きです!」
そう語る作家さんの瞳は、未来への希望で輝いています。まだ世に出していない、頭の中にあるアイデアのストックが驚くほどたくさんあるそうです。
今後は、実際に作品を使ってくださったお客様からの「ここがこうだったらいいな」「こんなカラーもあったら嬉しい」というリアルな声を大切に受け止めながら、さらに作品をブラッシュアップしていきたいと考えています。例えば、現在はゴールドで統一している金具やラインのパーツも、お客様からの要望があればシルバーの展開を検討するなど、どこまでも使う人の気持ちに寄り添ったものづくりを続けていく予定です。
ママと娘のリンクコーデだけでなく、パパと娘、ママと息子、きょうだい同士。これまで「お揃い」の選択肢が少なくて諦めていたすべての家族へ、毎日の暮らしが少し特別になるような「さりげないリンク」を、これからも届けてくれます。

ここで、Marque Fruilette -マルクフルーレット-の作家さんから、このブログを読んでくださっているあなたへ届いた温かいメッセージをご紹介します。
日常に使うものを、少し気分の上がる形で。
シンプルだけど、隠された機能。
あったらいいな、を形にしていきたいと思っていますので、是非、こんなのがあればな、というお声もお聞かせいただけると嬉しく思います。
― Marque Fruilette -マルクフルーレット-
日常の何気ない瞬間に、フッと心が軽くなったり、笑顔になれたりするような作品を届けたいという真っ直ぐな想いが伝わってきますね。私たちの「あったらいいな」を一緒に形にしてくれる、そんな温かい距離感もこのブランドの大きな魅力です。
Marque Fruilette -マルクフルーレット-の作品は、以下のオンラインショップから購入できます。ベースカラーは4色展開(季節限定カラーあり)で、現品限りの1点もの販売が中心ですが、資材の在庫状況に応じてセミオーダーや名入れ加工、各種カスタマイズ(ゴミ袋ロール口やフックの追加など)も可能です。まずはSNSでその美しい世界観を覗いてみてくださいね。
- ショップ名:Marque Fruilette
- ジャンル:布小物(フェイクレザー・インド刺繍アイテム)
- 価格帯:3,000円〜6,000円
- 納期の目安現品:3日前後 / セミオーダー品:最大14日
- SNS:Instagram
- オンラインショップ:minne / creema


※インド刺繍は非常に繊細なため、ご使用の際の引っかかりにはご注意ください。また、同じデザインであっても刺繍の出方やバランスが一点ずつ若干異なります。セミオーダーをお急ぎの場合や、インド刺繍の在庫確認は、各ショップのメッセージよりお気軽にお問い合わせください。
Kotte!まとめ
育児に追われる毎日の中で、自分の持ち物はどうしても「汚れが目立たないもの」や「とにかく大容量なもの」を選んでしまいがちですよね。でも、Marque Fruiletteさんの作品を見たとき、その洗練された佇まいと、内側に隠された圧倒的な使いやすさに胸がときめきました。「あえて引き算をする」というこだわりがあるからこそ、私たちは自分のライフスタイルに合わせたカスタマイズを楽しみ、自分だけの『使いやすさ』を見つけることができるのだと感じます。
家族みんなの笑顔をそっとつなぐ、お守りのような特別なポーチ。ぜひ一度、Marque Fruiletteさんの作品に触れてみてください。

こって。ハンドメイド 
